
TruCluster Server で RAID アレイ・コントローラを使用する利点の 1 つは,
クラスタ単位のルート (/)・ファイル・システム,メンバ・システムのブー
ト・ディスク,スワップ・ディスク,およびクォーラム・ディスクをハード
ウェアでミラー化できることです。
HSZ70 と HSZ80
これをデュアル冗長構成で使用すると,Tru64 UNIX バージョン 5.1A は,ホ
ストの介入なしで自動的に実行される透過フェイルオーバと,一部の障害でホ
ストの介入を必要とする多重バス・フェイルオーバの両方をサポートします。
______________________ 注意 _____________________
さらに,未書き込みキャッシュ・データの可用性を高めるに
は,デュアル冗長構成用にミラー化されたキャッシュを有効に
する必要があります。
共用 SCSI バスが 1 つしかない場合は,透過フェイルオーバを使用しま
す。 両方のコントローラが同じホストおよびデバイス・バスに接続され,
どちらのコントローラも,もう一方のコントローラの障害時にすべての装
置を制御できます。
透過フェイルオーバは,コントローラの障害のみを補償し,SCSI バスお
よびホスト・アダプタの障害は補償しないので,これは NSPOF 構成で
はありません。
______________________ 注意 _____________________
デバイスを構成する前に,各コントローラを透過フェイル
オーバ・モードに設定してください (SET FAILOVER COPY =
THIS_CONTROLLER)。
NSPOF 構成にするには,多重バス・フェイルオーバ,および 2 つの共
用 SCSI バスが必要です。
各ホストにアレイ・コントローラに接続された共用 SCSI バスが 2 つあ
る場合,多重バス・フェイルオーバ (SET MULTIBUS_FAILOVER COPY =
THIS_CONTROLLER) を使用して,NSPOF 構成を実現することができま
す。 SCSI バスの 1 つをいずれかのコントローラに接続し,もう一方の
共用 SCSI バスの要件および UltraSCSI ハードウェアを使用する構成 3–21
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