
• メンバ・ブート・ディスク (クラスタ・メンバ・システムごとに 1 つ)
• クォーラム・ディスク (必要な場合)
オペレーティング・システムのみをインストールする場合は,Tru64 UNIX
ディスクのみが必要です (アプリケーション用ディスクは別途必要)。本書で
は,Fibre Channel ディスクにベース・オペレーティング・システムとクラ
スタ・ソフトウェアを両方ともインストールする場合について説明します。
クラスタをインストールする場合は,Tru64 UNIX オペレーティング・シス
テムを格納するために 1 つまたは複数のディスクが必要です。 ディスクは,
最初にクラスタ・メンバになるシステムのプライベート・ディスク,または
システムからアクセス可能な共用バス上のディスクのどちらでもかまいませ
ん。 ただし,プライベート・ディスクと共用ディスクのどちらに格納されて
いても,Tru64 UNIX ディスクからクラスタ・メンバ・システムを単独で
ブートする前にクラスタをシャットダウンする必要があります。
次の構成例では,ベース・オペレーティング・システムとクラスタをインス
トールするディスクのセットアップに必要な手順が示されています。 ディ
スクの必要条件に応じて手順を変更してください。 サポートされている
RAID レベルはすべて使用可能です。
構成例では,信頼性を確保するために,4 つの 4GBディスクを使用して 2 つ
のミラーセット (RAID レベル 1) を作成します。 ミラーセットは適切なサイ
ズのパーティションに分割します。 ミラーセットには,ディスク 30200,
30300,40000,および 40100 を使用します。
表 6–4 は,構成例で使用する HSG80 ユニット番号と /dev/disk/dskn お
よびデバイス名の対応関係を示しています。 実際のインストールでは,付録
A に収録されている未記入の表 (表 A–1) を使用してください。
ミラーセットの 1 つである BOOT-MIR ミラーセットは,Tru64 UNIX ディス
クとクラスタ・メンバ・システムのブート・ディスクに使用します。 もう
一方の CROOT-MIR は,クラスタ単位のルート (/),/usr,/var,および
クォーラム・ディスクに使用します。
構成例のディスクをオペレーティング・システムとクラスタのインストール
用にセットアップするには,例 6–2 の手順を実行します。
Fibre Channel ストレージの使用 6–63
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