
TruCluster Server クラスタでは,ホスト・コンピュータと MUC 間のみで
SCSI 通信をサポートします。 SCSI 通信では,ホスト・コンピュータとテー
プ・ライブラリ間の制御シグナルとデータ・フローの両方で,同じ SCSI
ケーブルを使用します。 SCSI ケーブルは共用 SCSI バスの構成要素です。
RS-232 ループバック・ケーブルは,ユニット 0 と,背面コネクタ・パネ
ルにある入力 9 ピン・コネクタ間を接続するのに使用してください。 この
ループバック・ケーブルにより,MUC がロボット・コントローラ電子回
路に接続されます。
SCSI バスを選択するには,MUC スイッチ・パックのスイッチ 7 を下にす
る必要があります。
8.11.2 MUC スイッチの機能
マルチユニット・コントローラ (MUC) の背面のスイッチ・パック 1 は,
MUC SCSI コネクタ群の下にあります。 表 8–12 に,これらのスイッチ
の機能を示します。
表 8–12: MUC スイッチの機能
スイッチ 機能
1,2,および 3 スイッチ 7 が下の場合,MUC の SCSI ID。
a
4 および 5 常に下。 テスト用に予約。
6
省略時には上。 電源投入時のバス・リセットを無効にする。
7
ホスト選択。 SCSI は下,シリアルは上。
a
8
常に下。 テスト用に予約。
a
TruCluster Server クラスタでは,スイッチ 7 を下にして,スイッチ 1,2,および 3 を使って MUC の
SCSI ID を選択できるようにします。
8.11.3 MUC の SCSI ID の設定
マルチユニット・コントローラ (MUC) の SCSI ID は,表 8–13 に示すよう
にスイッチ 1,2,3 を使って設定します。 SCSI バスを選択し,スイッチ
1,2,3 で MUC の SCSI ID を設定できるようにするには,スイッチ 7 を
下にする必要があります。
テープ・ドライブを使用する共用 SCSI バスの構成 8–55
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